ウイルス様エレメント(VE, Viral-like Elements)を対象としたデータベースを構築し、それを活用して共同研究を推進することで、さまざまな疾患と関連するVEの同定を目指す。さらに、VEが関与する進化的過程や、VEを応用した疾患治療の可能性、新興・再興ウイルス感染症の流行に対する備えも視野に入れ、VEに関する総合的な研究基盤の創出と発展を図る。
(1)がんゲノムの情報解析により、がんのリスク予測や再発の早期検出を可能にするための診断技術の開発を行う
(2)ゲノム情報解析により各種の感染症を迅速に診断するための技術を開発する。特に、短時間でのゲノム配列
決定が可能な一分子DNAシークエンサーから出力されるDNA配列を使い、迅速に感染原因菌の生物種や薬剤耐性菌の判定を行う情報処理を実現する。
(3)将来的に疾患リスク予測や転帰予測の精度を向上させることをめざし、東海大学医学部付属病院の全電子カルテの情報
解析に着手する。